「Life is a tragedy when seen in close-up, but a comedy in long-shot.」
 (人生は近くで見れば悲劇であるが、遠目に見れば喜劇である)

 これは喜劇王チャップリンの言葉です。苦難のまっただ中では、苦難は苦難としか見えません。しかしやがて苦難も一段落し、ひと山越えて、落ち着いてふり返る時期を迎えると、苦難を通して大切な真実が見えてくる場合も少なくありません。病気や挫折という苦難を通して、はじめて見えてくる人間の真実というものもあります。まなざしが変わると、人生の苦難(悲劇)がただ苦難としてでなく、恵みと見えることも多々あります。

 まことの信仰は、わたしたちに新しいまなざしを与えます。信仰がなければ、わたしたちの生を誕生から死までという時間の枠組みの中でしか見ざるを得ません。しかし信仰が与えられると、永遠という新たな時間軸(新たなまなざし)が与えられます。また信仰がなければ、周囲の人との比較のなかで自分を認識するより他にありませんが、信仰が与えられることによって新たに主なる神さまのまなざしをとおして自分を見るようになります。クローズアップでしか人生の諸相を見ることが出来なかったわたしたちに、信仰はロングショットという新しいまなざしを与え、人生の諸相をそれまでとはまったく違ったように見せてくれるようになります。

※アガペーセミナーは〈聖書セミナー〉と〈カウンセリング セミナー〉とがあります。

聖書セミナー

《はじめての聖書》

聖書ははじめてという方のための学びのコースです。聖書をわかりやすく解説します。
宗教改革者マルチン・ルターの著作「小教理問答書」や礼拝の中で必ずお祈りする「主の祈り」、そして使徒信条、ヤベツの祈りについても学びます。全10回前後のコースです。
キリスト信仰の大切なところは、この学びを通してご理解いだけると思います。

《信仰と人生 セルフイメージと人生観》

セルフイメージの観点から、とくに聖書の死生観に的を絞って学びます。
キリストを信じる信仰は、わたしたちの死生観にどのように関わってくるのか。そして信仰はわたしたちの実際の生の現実に、どのような意味を持ってくるのか、考えてみたいと思います。
御利益信仰などではない、本物の信仰をぜひ知っていただきたいと願い、作成しました。これは、神戸ルーテル神学校の通信教材としても用いられているテキストです。

《聖書講座 マタイによる福音書》

新約聖書のマタイによる福音書をていねいに学ぶコースです。
新約聖書は27書巻から構成されていますが、新約聖書の最初の書巻がこのマタイによる福音書です。
マタイの福音書はいわば旧約聖書と新約聖書の橋渡しをしている書巻です。1章から28章までありますが、1章ずつ、時代背景も踏まえて、また旧約聖書も開きながら、読み進めてまいります。聖書を深く、じっくりと学びたい方へおすすめです。

現在作成中の教材として《創世記 神の創造のみわざとかけがえのない人間》があります。
ブログでもご紹介していきます。

カウンセリングセミナー

《個人カウンセリング》

個人カウンセリングを随時、行っています。
他人にはなかなか相談できない個人的なお悩みについて、お話を伺います。
秘密は厳守いたします。完全予約制です。

 

《カウンセリング 基礎コース》

傾聴(人の話に耳を傾けること)のためのロジャースが提唱した五つの技法(受容、エコー、質問、明確化、支持)を学びます。
実際の例題を用いて、わかりやすく学びをすすめます。
人の話を聴くことはとてもむずかしいものです。ただし、すこしの「こつ」さえ知っておけば大丈夫。心理学者ロジャースが提唱したこの五つの技法を身に付けて、人間関係をより深く、より豊かなものにしてみませんか。
全8回の学びとなります。

《交流分析 入門コース》

交流分析(Transactional Analysis 略してTA)とは、1957年にアメリカの精神科医エリック・バーンが創案した臨床カウンセリング体系です。とてもわかりやすい内容で、社員教育、看護や学校など幅広い分野で活用されています。
このコースでは交流分析を用いて、日頃の人間関係や自分自身を見つめてみます。エゴグラム分析、人生ゲーム分析、脚本分析など内容は豊富、楽しみつつ学びます。全8回のコースです。

聖書セミナーならびにカウンセリングセミナーともに、毎週あるいは隔週に1回開催とし、1回あたり1時間です(開催の頻度はご相談に応じます)。お一人でも、グループでも随時、開講しています。
開催の日時は、出来るだけご希望にそって調整をさせていただきます。
聖書セミナーはテキスト代のみ実費をいただきますが、受講料は無料です。

カウンセリングセミナーは、テキスト代は実費、ならびに1回あたり3千円です。

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