豊浜川柳 9月17日~10月8日 週報に掲載

中秋の名月に 愛兄を 想い出す(和)

 8年前の今頃、教会役員をされていた方による最後の司会の時、奥様が生けたすすきの生け花の上の方を指さして「この辺に月があります」と言われたことを想い出します。(本人評)

賛美歌を 口ずさみつつ 日々におり(恭)

 自分で自分に犒(ねぎら)いの言葉をかけています。(本人評)

秋の虫 涼しげに鳴き 夕となる(恭)

 秋の虫の声が幾重にも重なり、聴く者の心をなごませてくれる。(本人評)

帰省子が 大人に見える 不精髭(俊)

 孫、夏休みに帰省。不精髭が大人っぽく見える。(本人評)

ほろにがい サンマの内臓 食べました(恭)

 生きのいいサンマの内臓はおいしいです。(本人評)

お彼岸に 亡母が作りし かしわ餅(和)

 この頃の風に吹かれて亡母が蒸してくれたあのあつあつの懐かしいにおいがしてきます。(本人評)

八十路過ぎ 吟が練れたと ほめ上手(俊)

 清吟堂 壽栄吟詠大会(七十五歳以上出場)。本部会長、私への寸評。(本人評)

街路地に 小さな光 慰めあり(恭)

 夜になると自宅の前の家の横の街灯の光が小さく光ります。(本人評)

ふと見ると 赤い曼珠沙華 もう すぐそこに秋が来てる(横)

 田んぼの畦(あぜ)に草に混じって彼岸花(別名、曼珠沙華)が咲いていました。(本人評)

彼岸花 献花にしたいと 彼は言い(和)

 彼岸花が咲くと竹林さんを思います。(本人評)

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